
ストレス社会と称される今日において、心身の健康を保って自分らしく生きていくためには、自分に適した心身のセルフコントロール法をみつけ、身につけることが大切です。
心身のセルフコントロール法、つまり、ストレスを解消する方法、もしくはストレスに強くなる方法は多種多様ですが、近年人気の高いリフレクソロジー(Reflexology)の理論に基づいて考案した、「誰でもどこでも安全・簡便・短時間・低コストに実施でき、効果の出現や実感が高く、施術者への負担が少ない」といった特徴をもつリラクセーション・ケアマッサージを学んでみませんか。
リフレクソロジーとは、直訳すると「Reflex:反射」、「logy:学問」、つまり、「反射学」となり、「全身の臓器や器官が手や足・顔・耳などに縮小され映し出されている(反射投影)、または、足裏などにある特定の器官の反射区を刺激することで、器官そのものに刺激が伝わり反応する(反射作用)」という考えに立つ健康法の一種であり、一般には、主に手のひらや足裏に施されるマッサージを指します。 ただし、リフレクソロジーと、医業行為(医師による診断・治療行為)や医業類似行為(あん摩マッサージ指圧師などによる治療行為)としてのマッサージとは区別され、リフレクソロジーは、あくまでも、「身体に備わる自然治癒力を高めるとともに、こころの安寧を招く」という、「こころとからだのリラクセーション」を目的としています。
このようなリフレクソロジーは100年ほど前に理論統合され、近年では、アメリカやイギリスなどにおいて代替補完療法として発展しています。それに追従し、本邦においても医療・看護の臨床の場でリフレクソロジーが注目されはじめ、ガン患者の緩和ケアや生活習慣病予防対策、脳障害や自閉症・精神疾患をもつ人たちへの心身補助動作のサポート等に幅広く活用されています。
リフレクソロジーの健康問題に対する効果は、過去の施術体験から述べられているだけでなく、内外の先行研究においても報告されています。リフレクソロジーにより、体表面温の上昇や血流の増加が認められ下肢浮腫や倦怠感が軽減された、脳波測定ではα波が優位となりリラックス状態が示されたなどといったエビデンスに注目し、安全性が高く、施術者や対象者・場所を選ばず実施できる足や手へのリフレクソロジーの知識と手技を学び、自身の健康管理に活用していただきたいと思います。また、介護の質が問われている高齢社会の現代において、介護予防や認知症高齢者等とのコミュニケーションツールとしてのリフレクソロジーの可能性を感じていただきたい。
中部学院大学短期大学部
リラクセーション・ケアマッサージ研究会
リラクセーション・ケアマッサージボランティア活動促進会
代表 横山さつき(中部学院大学短期大学部 教授)
横山さつきの研究業績 ←ここをクリックしてください!
(主な業績を閲覧できます)
中部学院大学短期大学部リラクセーション・ケアマッサージ研究会、および、同リラクセーション・ケアマッサージボランティア促進会の代表を務めさせていただいております。
中部学院大学短期大学部社会福祉学科教授が現在の本業で、専門は、「産業保健」「地域保健」「介護福祉」ですが、どの領域にもかかわる「心身のセルフコントロール」「リラクセーションケア」をテーマに、研究や実践を行っています。
保健師、看護師、社会福祉士、養護教諭2種、RAJA日本リフレクソロジー協会プロフェッショナルリフレクソロジスト、内閣府認証特定非営利活動法人日本アニマルセラピー協会アニマルセラピスト上級等の資格を活かし、現在は、病院や福祉施設でのケアマッサージを通して、ケアの質の向上に少しでも貢献できたらと思って活動しております。
老後!?の夢は、在宅で終末期を過ごされる方々のお宅を訪問し、セラピー犬と触れ合っていただきながら、足へのケアマッサージを行い、和やかなひと時を演出することです。あっという間に、自分がやってもらう立場になりそうですが・・・・・・
もしご賛同いただける方がおられましたらご連絡ください。一緒に活動しましょう!!
追伸・・・・・・生き物が大好きで、休日は各地の動物園や水族館めぐりをしたり、家族同然の犬(ミニチュア・ピンシャー)の「ぷうくん」、セラピードッグ(トイプードル)の「マックス」、九官鳥の「きゅうちゃん」、オカメインコの「将軍」、小桜インコの「セラッピー」、セキセイインコの「ピーちゃん」「ポーちゃん」、文鳥の「ゆき」「さくら」、カエデチョウの「もみじ」「かえで」、そしてハリネズミのチェチェナちゃんと自宅のリビングで1日中触れ合って過ごしています。庭の小さな池(といっても、プラスチック製の据え置き式の池ですが・・・)には錦鯉の「信長(朱色)」「秀吉(金色)」「家康(銀色)」がいましたが、私の管理不足で「秀吉」だけが元気に成長し40㎝程の体調に成長しました。本当に癒されます。
研究会の事務長をやっていただいている雨森紀子さんの紹介をさせていただきます。
雨森さんは、本研究会&ボランティア促進会の発足時メンバーであり、「中部学院大学短期大学部リラクセーション・ケアマッサージ式リフレクソロジー」の手技の研究やテキストの作成にご尽力いただきました。
雨森さんは現在、多くの社会的活動をされています。本研究会&ボランティア活動促進会のメンバーとして高齢者福祉施設や病院でケアマッサージの施術サービスを行ったり、介護を学ぶ学生のケアマッサージの実技指導を行ったり、ケアマッサージの講座の助手を務められたりと、リラクセーション・ケアマッサージにかかわる活動を行っておられるだけでなく、NPO法人 ぎふ福祉サービス利用者センター「びーすけっと」に所属され、「傾聴ボランティア」、「ワンコイン学習会(福祉に関する学習会)」、「ミニなんでも相談」などの活動を積極的に行っておられます。
ずいぶん昔に!?子育てを終えられていますので多分、お孫さんがいてもおかしくないお歳ですが、とっても若々しく、心身ともに美しい方です。頼りになる主力メンバー、かつ、よきアドバイザーです。(文責:横山さつき)
長縄さんは、2012年後期開講の「中部学院大学・中部学院大学短期大学部 関キャンパス オープンカレッジ リラクセーション・ケアマッサージ講座」を受講され、たいへん優秀な成績でリフレクソロジストとして認定されました。
積極的に講座に参加し、的確な技術を身につけられ、かつ、ケアマッサージへの熱意が感じられましたので、お声をかけさせていただき、2013年4月から開講した、「中部学院大学各務原キャンパスシティカレッジのリラクセーション・ケアマッサージ講座」で受講生の方々への技術指導をしていただいています。また、2013年9月から開講予定の講座では、メイン講師をお願いしたいと思っています。
長縄さんのお仕事や趣味など、まだお聞きしていないことがたくさんあり、十分なご紹介ができませんが、分かり次第お知らせしたいと思います。(文責:横山さつき)
研究会のメンバーであり、ケアマッサージのテキスト作成にあたりイラストを描いていただいた小川陽子さんの紹介をさせていただきます。
小川さんは、ケアマッサージ講座の助手やケアマッサージのボランティア活動など、ケアマッサージにかかわる活動だけでなく、介護福祉士資格を活かしたお仕事もなさっています。
ご本人に自己紹介文を書いていただきましたので、ご覧ください。
<小川さんの自己紹介>
私は、社会人学生としてとして、家事や子育てをしながら、中部学院大学短期大学部社会福祉学科(介護福祉士資格を取得できる短期大学)を卒業しました。
在学時のオープンキャンパス(高校生に大学生活の様子を紹介する企画)で横山先生のお手伝いした事がきっかけでリフレクソロジーと出会いました。
介護福祉士取得にむけての実習時、リフレクソロジーを活用しました。一対一の時間をもちスキンシップをとることにより、利用者さんとの関係構築にとても役立てていけることを学びました。
その後、より技術を習得したいと思い、先生のお手伝いや認知症グループホームでのボランティアを現在も続けています。
普段は大学内の介護実習室で先生方のお手伝いや学生のサポート、他にひまわりの丘のケアホーム世話人として働いています。
二児の子育ての真っ只中!子どものような成長はさすがに無理ですが、一歩ずつ前進していけるように頑張りたいと思っています。