宮嶋研究室
 

研究紹介

「いじめ」に対するSSW実践をまとめました

いじめ防止対策推進法は、2013628日に与野党の議員立法によって国会で可決成立し、同年928日に施行されました。この法律では、いじめの対応と防止について学校や行政等の責務を規定しています。この法律に基づいて、岐阜県教育委員会から岐阜県社会福祉士会に対して、県立学校のいじめ防止委員会等に福祉専門家として社会福祉士の派遣依頼がありました。
 本論は、3年間のいじめ防止対策の現状と課題を、スクールソーシャルワークの観点から検討しています。

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発表した論文は、こちら=20170328 ssw b.pdf

本論の要旨は、つぎのとおりです。

 本論、いじめ防止対策推進法の制定後における、児童等の教育を受ける権利を擁護するスクールソーシャルワークによるいじめ対策への働きかけの実際について、国並びに岐阜県等における状況を報告し、今後の課題と展望を検討した。
 本論検討で得られた結論は、現状としていじめ対策として期待されるスクールソーシャルワーク機能は十分とは言えず、いじめ被害児も、いじめ加害児も、すべての子どもが教育を受ける権利を擁護され、安心して安全に学べる学校を構築するために、「修復的対話」等ソーシャル・インクルーシブな理念に叶うスクールソーシャルワーク実践を進展させる必要があるというものである。