宮嶋研究室
 

研究紹介

命を救い、人生の質を支えるチーム医療

日本がん・生殖医療学会主催の「がんと生殖に関するシンポジウム2016」へ参加しました。今回の全体テーマ「男性がんと生殖機能の温存を考える」であり、泌尿器科と生殖医療の連携による「命と生涯」への対応の今が広く議論されました。さらに、がんサバイバーの声を大切にしていく姿勢から、当事者参加のパネルディスカッションも開催されました。

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 こうした時代を先取りしたネットワーク型医療の提供は、今後ますますシステマチィックな展開がなされていくことが想定されており、ソーシャルワーカーも含めた「チーム医療」の構築が期待されています(内閣官房参与:吉村氏談参考)。

ソーシャルワークの観点から、生存率の高まったがん治療とその後の生活を支えていくことは、これまでも医療福祉の課題の1つとされてきたところですが、それに加えて「子どもをもつ希望」も支援していくという取組みの始まりになりそうです。そうした「がんのサバイバーが子どもをもつ希望を叶える」支援は、生活支援の新たな展開として充実させるべき観点となりそうです。

今後の研究のポイントとして、①最新のがん・生殖医療に関する基本的知識をソーシャルワーカーに如何に教育していくのか、その教育プログラムの開発、②当事者となる可能性のある男性・男児へのがん・生殖医療に関する教育のあり方に関する研究、③身近なところで適切な情報を得られる社会システムに関する研究、などが考えられそうです。