宮嶋研究室
 

研究紹介

10年先も輝くソーシャルワーカー

 2018年度 日本社会福祉教育学会第14大会を 本学各務原キャンパスにて、9月1日(土)~2日(日)にかけて開催しました。
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 本大会で私は「大会実行委員長」を勤め、学内外多くの先生方や職員、学部生、院生の皆さんに、実行委員あるいはスタッフとして協力して頂きました。

「社会福祉教育の過去・現在・未来」をテーマとした本大会は、延べ100名の参加を得て、無事終了することができました。ありがとうございました。
20180831 ga  (2).jpg 抄録集に掲載してコメント
 
 社会福祉は、今を生きる人々と共に、人権を擁護し、その必要性を社会に訴え、社会の有り様に影響を与え、定着させていく実践思想です。その必要性と価値を如何に学生に対して教育していくのかは、そもすれば満ち足りながら、閉塞感のある現在においては、なかなか難しい面があります。
 このことを忘れないように、今回の大会テーマが掲げられたのだと考えています。
 
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20180901 ga (2).JPG学会の様子(自由研究発表)

20180902 ga  (0).jpg 大会2日目には、本学の教員で「大会校企画シンポジウム」を開催しました。 その趣旨と流れは、上記の通りです。
 私流にまとめますが、本学からの提案は次の通りです。

 10年先も輝くソーシャルワーカーを養成するためには、現在の社会福祉士及び精神保健福祉士の指定養成カリキュラムを知識・スキルの基盤として十分に修得させ、修得の証明としての資格を取得させることがないよりも欠かせない。
 その上で、
 第一に人々を苦しめることになる災害に関する歴史から、災害への対応やリスクマネジメントを学び、新しい知恵を創造していく力が必要である。
 第二に自らの実践を適切に評価し、利用者やその家族、福祉サービス提供機関や公的機関からの評価にも応えられる、評価という視点を持ち、評価の尺度を使いこなせる力が必要である。
 第三に資本主義、市場経済社会における財に関する高度な認識を持ち、財と税を生み出す流れやしくみ、実践をする当該国の成立の基盤を理解したファンディング&マネーリング力が必要である。
 第四に自らの「育ち」を測定し、生涯を通じて学び続ける力が必要である、それは「指導を受けることに尻込みしない」力=スーパーバイジー力でもある。
 さらに、これから生まれてくる子どもたちの幸せを想像し、他者をケアすることに価値をおく世界を創造できる力が必要である。

20180902 ga (1).JPG シンポジウムの様子
 
 翻って問いかけてみれば、教員自身が「いつまでも新鮮な気持ちで、研究し、学び続けること」を怠らないことが必要であり、自分の研究や実践を常に省察する姿勢が必要だということになるのではないだろうか。
 結局、輝ける教員が、その輝きを伝えようとするとき、他者にも実をもって、伝わるのではないか、と考えました。

20180902 ga (2).JPG 協力してくれたゼミの学生共に

次年度の大会は、青森県立保健大学で開催されます。