宮嶋研究室
 

自己紹介

保育士登録、完了しました

児童福祉法における保育士として、登録が完了しました。

20181015 ho.jpg


 

保育士登録、完了しました:続きを見る

 

保育士試験に合格

平成30年度の保育士試験に合格しました。
保育士試験は、筆記9科目と実技試験2科目のすべてに合格しなければなりません。
但し、今年度から社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士の資格を有する者は、社会福祉・社会的養護・児童家庭福祉の三科目が免除されることになりました。

20180803 ho.jpg 
社会福祉士を持ちながら、保育士養成教育にも携わる者として、保育士資格を持つことは社会的に重要だと考えての挑戦でした。

これで、生殖医療相談士・保育士・社会福祉士・介護支援専門員・介護福祉士と全世代に対応できる福祉系援助職の資格を取得することになりました。
社会的使命をますます自覚しながら、専門職教育に力を尽くしたいと思っています。


 

保育士試験に合格:続きを見る

 

みんなで見守る、支え合い、安気に暮らせる街

 私も員を務める岐阜県可児市における「高齢者福祉計画及び介護保健事業計画(第7期)」が完成し、公表されました。
20180405 K kop.jpg

この計画は、平成30年度から3カ年間の計画です。
計画の基本は、できる限り住み慣れた地域で全ての住民が生活できることをめざしています。
そのキャッチフレーズが、「みんなで見守る 支え合い安気に暮らせるまち 可児」です。
可児市は「Kケアシステム」と称する地域包括ケアシステムの構築を掲げ、公助・共助・自助をシステム化しようとしています。

計画の概要は、20180405 K kop 2.pdf のとおりです。


 

みんなで見守る、支え合い、安気に暮らせる街:続きを見る

 

2017のまとめ

 2017年の教育・地域貢献・研究の成果を e-Book にまとめました。
また、ISSN-Lに登録し、PDFとして本文・資料=約30点を公開しています。

e-Book → ayumi 2017-1.exe

PDF →   ayumi 2017-1.pdf

 

2017のまとめ:続きを見る

 

こんな本書いています(16)

このほど、ヘルス・システム研究所から『生殖医療と脱「出自」社会』(単著)を出版しました。(ISBN 978-4-906827-03-9)

20171215 kaken.jpg

 本書は、

生殖医療は「人の生命の誕生に関わる医療」であり、患者と医師という一対一の関係では完結させることができません。

第三者を介する生殖補助医療において生まれてくる子どもの法的地位保全は重要な問題であり、慎重な議論を重ね、子の福祉を最優先するような法益が考えられなければなりません。

本書では、高度生殖医療を使うことによって生まれた子、育まれた家族が、地域やコミュニティから排除されないためには、いかなる社会をデザインし、かつ専門職等からのサポートがいかに必要であるのかを探求しました。

一連の調査は、2008(平成20)2009(平成21)年度 科研費(若手研究(スタートアップ))「非配偶者間生殖補助医療で生まれた子どものナラティブ再構築に関する研究」(課題番号:20830112)及び2011(平成23)2013(平成25)年度 科研費(基盤研究(C))「第三者の関わる生殖技術とソーシャルワーク」(課題番号:23530773)並びに2014(平成26)2016(平成28)年度 科研費(基盤研究(C))「高度生殖医療とソーシャル・インクルージョンに関する研究」(課題番号:26380790)により行っています。

本書の目次は、

はじめに

第1章 当事者の語り

1 出自」を求める子どもたちの声 2 ニュージーランド在住Aさん 3 「不妊」を排除しない社会に-わが国における不妊当事者団体の声-

第2章 未来志向のママたち

1 「輝くママ」の循環システム...日本の場合 2 日本人ママたちによるプレイグループ...NZの場合 3 異文化社会における子育て-NZ在留邦人ママたちへのインタビュー調査より-

第3章 居場所を求めて- プラットフォーム-

1 「いじめ」当事者のインクルージョン 2 異なる「出自」の子どもも排除されないか 3 二ュージーランドの日本人と日本人会 4 エイジレスライフ-NZ在住邦人高齢者は今- 5 被災地邦人組織の新たな役割

第4章 日本は何を選択すべきなのか

1 生殖医療施策と福祉の視点 2 生殖医療福祉施策の日本とNZの比較 3 生殖医療に関する見解の変遷

第5章 脱「出自」社会とは

1 排除されずに居場所を求めるために~ソーシャル・インクルージョンの理解~ 2 ニュージーランドからの示唆 3 生殖医療と脱「出自」社会

おわりに

本書の特徴は、次の通りです。

高度生殖医療がグローバルに伸展していくことに着目し、本書ではグローバル・シンキング、ローカル・アクトという観点で研究を進めた。多くの先進国での取組みがある中で、ニュージーランドを選択した理由は、高度生殖医療にSWが関わり、子どもの出自を知る権利とドナーや提供機関の責務について規定している法律を有していることであった。また、ニュージーランドは、ニュージーランドという固有の社会事情に応じた独自の社会システムを構築してきた。その根幹にはマオリとパケハの歴史的背景があった。マオリとパケハなど「生まれ」によって区分されてきた人びとの権利を、歴史を踏まえて歴史を遡り、擁護することを政策上実現させたことである。時間を遡り、人権を擁護する中に「出自」もある。ニュージーランドのように時間を遡り、人権を主張でき、権利が擁護される仕組みづくりがわが国においても求められよう。

筆者が提唱する生殖ケア・ソーシャルワークにいう環境の整備は、①当事者の権利を擁護する法律の整備と、その後のアクション並びにアクションへの支援、②当事者性を有する関係者の相互対話と、橋渡しのできるシステムの構築、さらに③これまで私的な出来事とされてきた「子どもを産み、育てること」をグローバル化した社会の中で、社会的な環境下で行なわれることに変化させていくグローバル・インクルージョン理念として確立し、④そうした理念が確立した中で、当事者が希望を実現できるよう居場所を確保していくことが含まれる。生殖ケア・ソーシャルワークでは、権利に基づく不妊相談、喪失に対応するスピリチュアル・ケア、グローカルな価値判断に加え、妊娠期から子育て期に対応する安心感の醸成をも支援の対象とする。高度生殖医療を活用することを是とする前提として、異国での当事者のHuman well-being実現を視野におく必要がある。それは「不妊/不妊治療中/治療後」を通した将来に関わり、当事者がどこを居場所と選ぼうとも、当事者のライフマネジメント力を高めることをも支援することである。

出自を知り、アイデンティティを確立することは、国連子どもの権利条約で認められた子どもたちの権利である。そうした子どもの権利を擁護するソーシャルワークは、国際子どもソーシャルワークの課題の一つへの対応である。グローバル化したわが国においては、教育現場の一端を担うスクールソーシャルワーカーが、こうした出自の異なる子ども達のアイデンティティに配慮した、その望ましい確立をもサポートしていく実践力が必要とされている。この点については、十分に言及できておらず、海外教育施設へのスクールソーシャルワークの導入やそれに関する可能性の追求として今後の課題としておきたい。

 自を知り、アイデンティティを確立することは、国連子どもの権利条約で認められた子どもたちの権利である。そうした子どもの権利を擁護するソーシャルワークは、国際子どもソーシャルワークの課題の一つへの対応である。「生まれてくることが幸せ」と思える社会とは、誰もが差別されたり、偏見を持たれたり、排除されたり、不公平な扱いをされない社会である。生まれてくる子どもや高度生殖医療を利用する者、さらには親族や同年代の人々に対しても、十分なで確な情報が届くという配慮や状況も含まれる。必要な時に必要な人に必要な情報を届けられる社会システムが構築され、容易に情報が得られる情報のユニバーサル化が必要である。それによって、当事者の人権は擁護されると考えている。


 

こんな本書いています(16):続きを見る

 

大学院で福祉(ソーシャルワーク)を学ぶ

2018年度入学のための準備は進んでいますか。
中部学院大学には、修士課程と博士課程(後期)があり、人間福祉学を極めていくことが可能です。
今年度から、福祉系の教員体制も整い、現場に役立つ福祉(ソーシャルワーク)の研究が可能となりました。
2018年度の募集要項に掲載されている記事のうち、福祉(ソーシャルワーク)に関する部分を抜粋し、再構成しましたので、ご覧下さい。
201705 Nyushi in.pdf

なお、今年度の秋(9月入学)も構想されていますので、お問い合わせください。



 

大学院で福祉(ソーシャルワーク)を学ぶ:続きを見る

 

2016年度卒業生の皆さんへ

 中部学院大学では、2016年度の卒業式を3月18日(土)に挙行しました。
 それに先立ち前日に、学科別集会を行い、学科の先生方から学生たちに対してメッセージが送られました。
 私からのメッセージは、20160318 gura.pdf のとおりです。
 「自己理解力」「つながり力」「変身力」に注目しました。


 

2016年度卒業生の皆さんへ:続きを見る

 

2016年の歩み

2016年の歩みをe-bookの形でとりまとめ、DVD化ました。
ここにはPDF版を掲載します。
ayumi 2016-2.pdf

資料とともにDVDを希望される方は、ご連絡ください。
E-mail: miyaji@chubu-gu.ac.jp



 

2016年の歩み:続きを見る

 

社会福祉士組織の社会的使命を再構築

2011年10月16日(日)13:00~16:00まで、東京都内の会議室で、社団法人日本社会福祉士会の今後のあり方について、公益社団法人移行検討委員会が開催されました。
 この委員会は、去る9月10・11日に開催された都道府県支部長会議に対して日本社会福祉士会執行部から提案がなされ、設置されるに至ったものです。
この委員会の目的と検討内容は、日本社会福祉士会が今後、連合体体制をいかに構築していくのか、あるいはその先にある公益社団法人としてどのような組織・構造・機能を発揮していくのかを総合的に検討し、47全都道府県士会が合意できる提案を構想するというものです。そのため具体的な議論として、1、会のガバナンスについて、2、日本と都道府県士会の役割と機能について、3、現在の会員の個人情報の取り扱いについて、4、公益社団法人に移行するための日本社会福祉士会の事業の仕分けなどを協議することとなっています。とくに「連合体とは何か」「正会員の権限と責任とは何か」「都道府県支部が法人化した意味は何か」「公益性とは何か」など、一つひとつ合意していくべき事項が多く提示されています。

このような議論が実りあるものとなり、社会福祉士が真に市民とともに、市民のWell-Beingのために、心地よく働けることを支援できる組織が再構築されるよう尽力したいと考えています。

次回の委員会は、123日(土)午後2時~の予定です

 

社会福祉士組織の社会的使命を再構築:続きを見る

 

私のこと

3つのワーク-高校・大学の生活と学び-

 英語力の無さに悩まされ、賢い人が世の中には数限りなく存在するのだなあ、と実感させられ、「居場所」探しから始まった高校生活でした。片道9kmを自転車で通ってみたり、古典の授業をサボって、屋上で昼寝をしてみたり、生徒会の役員をしてみたり、体形(肥満気味)にあわせて購入した制服が「長ラン」のようだったり。それでも「自主・自律()・自学」の精神に救われた3年でした。

 高校時代の「嫌い科目」を克服できず、「ゆるさ加減」に人間味を感じて、「幸せになりたいなあ」という思いから福祉の道をめざしました。

 大学生ばかりが住む安アパートのお花見で、「お腹いっぱい=野球部入部」という網に引っかかり、ベンチウォーマーの日々が始まりました。チラシ配りのコーラスグループを昼休みにボゥーと眺めていたら大学祭実行委員になっていました。そして「一年間ボランティア」。これは生涯を左右した原体験となっています。

 さまざまな活動を通じて得た「3つのワーク」とは、チームワーク・ネットワーク・フットワークをさします。そして今、4つ目のワークを以下のように大事にしています。 

研究内容と方法-ヒトの萌芽にはじまるWell-being-

 わが国では、血のつながりが家族の絆の前提であると考える傾向は根強いものがあります。「子どもが欲しい」と願うカップルの多くは「私たちの子ども=血がつながっている=遺伝子が継承される」を想定しているといえるでしょう。7組中1組以上とされる不妊に悩むカップルの多くは「養子縁組」ではなく「不妊治療」で、子どもを持つという願いを叶えることを選択しています。わが国の不妊治療の水準は、世界的高レベルにあり、医療技術としての安全性や信頼性は保持されています。しかしながら、ただ一点、高度な不妊治療を経由した家族の絆の構築が、「子どもの最善の利益=子どもの福祉」という観点が十分に吟味しているのだろうかと疑問になります。

 不妊治療という生殖科学の進歩は、ヒトの発生に医療の関与を可能とし、「ゆりかごから墓場まで」という福祉の範ちゅうを揺さぶり、出生以前におけるヒトの萌芽の段階から、ヒトの福祉を捉えていくための明確で説得力のある思想・哲学を必要としています。すなわち、人間のWell-beingに関する社会科学である人間福祉学の範ちゅうは「ヒトの萌芽(胎生期)」のあり方にまで及ぶマイクルレベルを想定して、ヒトの福祉を問うていく領域に踏み込んだ議論が必要になってきたのです。

これを私は、環境倫理学の問題提起の仕方を参照し、未来志向型人間福祉学と仮に呼びたいと考えています。

 不妊治療はステップアップするといわれています。そのステップの先端は「代理母」であり「非配偶者間体外受精」です。200012月に国は「精子・卵子・胚の提供等による生殖補助医療のあり方についての報告書」を公表し、法制化するために①生まれてくる子の福祉を優先する、②人を専ら生殖の手段として扱ってはならない、③安全性に十分配慮する、④優生思想を排除する、⑤商業主義を排除する、⑥人間の尊厳を守る、基本原則とすることとしています。それから約10年が経過した今も、結論が出ず議論され続けているのです。

問われているのは「生まれてくる子の福祉を優先する」とは、どのようにすることなのか、ということです。定着しつつある見解として、国連子どもの権利条約の第7条に「親を知る権利」が明記されており、これが「子の出自を知る権利」を擁護しているというものです。つまり、わが国が子どもの権利条約の批准国であるならば、子どもが親を知る権利も子どもの権利の1つとして保障しなければならないという考え方です。その一方で、同条約第7条が遺伝子レベルに及ぶ見識を含んでいるという根拠は見当たらないのです。また、不妊治療を選択したカップルが、子に対して「あなたを心から愛し、あなたを私たちの家族に迎えたかったから、私たちは不妊治療を選んだの」と、自信をもってテリング(真実告知)し、ウソのない、安定した安心できる家庭を築ける保障もないのです。現状で唯一言えることは、ウソが長く続かないほうが子どもの傷つきが少なく、ある情動が生起されても、次第に回復し、新しい物語を構築する力が子にも親にも沸いてくるということです。

「子どもの福祉」を実現するためには「子どもの声」に耳を傾け、子どもが参画の梯子をのぼれるよう、条件・状況を整えることが、私たちにできることではないだろうか。とくにソーシャルワーカーが担う権利の擁護とは、当事者の声(非言語含)を無私・無知の姿勢(先入観に囚われない)で聴くことからはじまると考えます。

 

私のこと:続きを見る