宮嶋研究室
 

挨拶文

介護予防推進と体力づくり

 2019年6月29日(土)、静岡市で開催された「自立体力プランナー講習会」に参加し、学科試験と実技試験を経て、自立体力プランナーに認定されました。

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地域包括ケアシステムを、「我が事」として構築していくために、各地で盛んに介護予防・筋力トレーニングが展開されています。
筋力トレーニングには、科学的な背景があり、その理論を理解し、自分の筋肉の動きを意識しながら、トレーニングを行うことが有効です。

全国で1000人以上が受講し、リーダーとして、各地の高齢者筋トレ・サロンなどで、ボランティアベースで活動を展開されています。



私が応援しているNPOも、その一つで、域の方々とともに参加しました。

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参加された地域の皆さん(前列)

 と 

講師の先生方(後列)









 

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人生100年 笑顔と健康 地域づくりNPO

私が顧問(本部長)を務める特定非営利活動法人を紹介します。

可児市土田で地域福祉並びに介護福祉を展開するNPO法人DPREMIみらいです。

同法人のホームページは、こちら です。

設立して10年になるこの法人は、地域密着型で、ファミリータイムのNPOです。

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また、アート(臨床美術)を通して、全ての世代・すべての人々の共生をめざしています。

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みんなで見守る、支え合い、安気に暮らせる街

 私も員を務める岐阜県可児市における「高齢者福祉計画及び介護保健事業計画(第7期)」が完成し、公表されました。
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この計画は、平成30年度から3カ年間の計画です。
計画の基本は、できる限り住み慣れた地域で全ての住民が生活できることをめざしています。
そのキャッチフレーズが、「みんなで見守る 支え合い安気に暮らせるまち 可児」です。
可児市は「Kケアシステム」と称する地域包括ケアシステムの構築を掲げ、公助・共助・自助をシステム化しようとしています。

計画の概要は、20180405 K kop 2.pdf のとおりです。


 

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こんな本書いています(16)

このほど、ヘルス・システム研究所から『生殖医療と脱「出自」社会』(単著)を出版しました。(ISBN 978-4-906827-03-9)

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 本書は、

生殖医療は「人の生命の誕生に関わる医療」であり、患者と医師という一対一の関係では完結させることができません。

第三者を介する生殖補助医療において生まれてくる子どもの法的地位保全は重要な問題であり、慎重な議論を重ね、子の福祉を最優先するような法益が考えられなければなりません。

本書では、高度生殖医療を使うことによって生まれた子、育まれた家族が、地域やコミュニティから排除されないためには、いかなる社会をデザインし、かつ専門職等からのサポートがいかに必要であるのかを探求しました。

一連の調査は、2008(平成20)2009(平成21)年度 科研費(若手研究(スタートアップ))「非配偶者間生殖補助医療で生まれた子どものナラティブ再構築に関する研究」(課題番号:20830112)及び2011(平成23)2013(平成25)年度 科研費(基盤研究(C))「第三者の関わる生殖技術とソーシャルワーク」(課題番号:23530773)並びに2014(平成26)2016(平成28)年度 科研費(基盤研究(C))「高度生殖医療とソーシャル・インクルージョンに関する研究」(課題番号:26380790)により行っています。

本書の目次は、

はじめに

第1章 当事者の語り

1 出自」を求める子どもたちの声 2 ニュージーランド在住Aさん 3 「不妊」を排除しない社会に-わが国における不妊当事者団体の声-

第2章 未来志向のママたち

1 「輝くママ」の循環システム...日本の場合 2 日本人ママたちによるプレイグループ...NZの場合 3 異文化社会における子育て-NZ在留邦人ママたちへのインタビュー調査より-

第3章 居場所を求めて- プラットフォーム-

1 「いじめ」当事者のインクルージョン 2 異なる「出自」の子どもも排除されないか 3 二ュージーランドの日本人と日本人会 4 エイジレスライフ-NZ在住邦人高齢者は今- 5 被災地邦人組織の新たな役割

第4章 日本は何を選択すべきなのか

1 生殖医療施策と福祉の視点 2 生殖医療福祉施策の日本とNZの比較 3 生殖医療に関する見解の変遷

第5章 脱「出自」社会とは

1 排除されずに居場所を求めるために~ソーシャル・インクルージョンの理解~ 2 ニュージーランドからの示唆 3 生殖医療と脱「出自」社会

おわりに

本書の特徴は、次の通りです。

高度生殖医療がグローバルに伸展していくことに着目し、本書ではグローバル・シンキング、ローカル・アクトという観点で研究を進めた。多くの先進国での取組みがある中で、ニュージーランドを選択した理由は、高度生殖医療にSWが関わり、子どもの出自を知る権利とドナーや提供機関の責務について規定している法律を有していることであった。また、ニュージーランドは、ニュージーランドという固有の社会事情に応じた独自の社会システムを構築してきた。その根幹にはマオリとパケハの歴史的背景があった。マオリとパケハなど「生まれ」によって区分されてきた人びとの権利を、歴史を踏まえて歴史を遡り、擁護することを政策上実現させたことである。時間を遡り、人権を擁護する中に「出自」もある。ニュージーランドのように時間を遡り、人権を主張でき、権利が擁護される仕組みづくりがわが国においても求められよう。

筆者が提唱する生殖ケア・ソーシャルワークにいう環境の整備は、①当事者の権利を擁護する法律の整備と、その後のアクション並びにアクションへの支援、②当事者性を有する関係者の相互対話と、橋渡しのできるシステムの構築、さらに③これまで私的な出来事とされてきた「子どもを産み、育てること」をグローバル化した社会の中で、社会的な環境下で行なわれることに変化させていくグローバル・インクルージョン理念として確立し、④そうした理念が確立した中で、当事者が希望を実現できるよう居場所を確保していくことが含まれる。生殖ケア・ソーシャルワークでは、権利に基づく不妊相談、喪失に対応するスピリチュアル・ケア、グローカルな価値判断に加え、妊娠期から子育て期に対応する安心感の醸成をも支援の対象とする。高度生殖医療を活用することを是とする前提として、異国での当事者のHuman well-being実現を視野におく必要がある。それは「不妊/不妊治療中/治療後」を通した将来に関わり、当事者がどこを居場所と選ぼうとも、当事者のライフマネジメント力を高めることをも支援することである。

出自を知り、アイデンティティを確立することは、国連子どもの権利条約で認められた子どもたちの権利である。そうした子どもの権利を擁護するソーシャルワークは、国際子どもソーシャルワークの課題の一つへの対応である。グローバル化したわが国においては、教育現場の一端を担うスクールソーシャルワーカーが、こうした出自の異なる子ども達のアイデンティティに配慮した、その望ましい確立をもサポートしていく実践力が必要とされている。この点については、十分に言及できておらず、海外教育施設へのスクールソーシャルワークの導入やそれに関する可能性の追求として今後の課題としておきたい。

 自を知り、アイデンティティを確立することは、国連子どもの権利条約で認められた子どもたちの権利である。そうした子どもの権利を擁護するソーシャルワークは、国際子どもソーシャルワークの課題の一つへの対応である。「生まれてくることが幸せ」と思える社会とは、誰もが差別されたり、偏見を持たれたり、排除されたり、不公平な扱いをされない社会である。生まれてくる子どもや高度生殖医療を利用する者、さらには親族や同年代の人々に対しても、十分なで確な情報が届くという配慮や状況も含まれる。必要な時に必要な人に必要な情報を届けられる社会システムが構築され、容易に情報が得られる情報のユニバーサル化が必要である。それによって、当事者の人権は擁護されると考えている。


 

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スクールソーシャルワーク認定課程修了=第1号誕生

 2016年度に開設した「スクールソーシャルワーク認定課程」の第1号修了者が誕生しました。
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 中部学院大学人間福祉学部では、通学部と通信教育部の両課程で2016年度より上記の課程を始めました。社会人を対象とする通信教育部では、既に社会福祉士や精神保健福祉士の資格を有し、スクールソーシャルワーカーをめざす方々を、科目等履修生として受入れ、短期集中的に科目を受講してもらっています。

 その成果として、第1号修了者がこの度(2017年10月)に誕生しました。
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 通信教育部におけるスクーリング授業の際に、実習の報告と課程修了式を兼ねて、当該者においで頂き、修了証を授与しました。

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 すでに地元の小学校・中学校からお呼びがかかり、活動の準備をされています。

 次年度は、通信教育部で10数名の方々が実習に臨みます。子どもたちの未来のために、安心できる居場所やプラットフォームをつくるサポ~ティブな実践が展開できるよう実践力を高めていきます。
 
 

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2016年の歩み

2016年の歩みをe-bookの形でとりまとめ、DVD化ました。
ここにはPDF版を掲載します。
ayumi 2016-2.pdf

資料とともにDVDを希望される方は、ご連絡ください。
E-mail: miyaji@chubu-gu.ac.jp



 

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科研費での研究成果 : 生殖ケア・ソーシャルワーク

 2011年度~2016年度まで「3年×2クール」にわたり、科研費(23530773&26380790)を頂き、生殖ケア・ソーシャルワーク理論の構築と子どもの幸せについて研究を行ってきた。その成果をダイジェストでお届けするパンフレットを作成したので、ここに掲載したい。
 2016年度版 パンフレット 生殖ケア研究.exe
 今後、研究成果を実証していくため、さらにエビデンスを収集・蓄積し、関係するすべての人々のWell-Beingに役立つ研究を進めていきたいと考えている。
 

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SSW論 201607

 2016年7月30日~31日の2日間にわたり、通信教育部において科目「スクールソーシャルワーク論」のスクーリングを行ないました。
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受講者全員で、模擬ケース会議を行ないました。題材は「サザエさん家の危機」。教育並びに福祉関係者に扮した皆さんが、問題解決に向け、各自の持てる知識を余すところなく活用し、議論を展開しました。
二日間で活用した資料は、20160730-31 ssw2 .pptx のとおりです。


 

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SSW実践を支えるSVシステム

 私は、岐阜県教育委員会より委嘱を受けて、岐阜県内で活動するスクールソーシャルワーカーの実践を支援するスーパーバイザーをしております。スーパーバイザーの配置とその役割・機能をどのように充実させていくのかは、全国的な課題とされています。
 この課題に対応するための論文を、中部学院大学・中部学院大学短期大学部『教育実践研究』第1巻(2016年2月)にて、発表しました。
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 この論文では、スーパーバイザーとしての私の実践を、「スーパービジョン・システムの構築」という視点から言及し、具体的なシステム作りの過程とシステム化後の鍵となる「情報の共有」と「モニタリング」機能の重要性について述べています。
 論文の全文は「201602 swsvs.pdf 」です。


 

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スクールソーシャルワーク実践(4)

 2016年2月6日(土)、午前10時~午後5時まで岐阜経済大学にて、一般社団法人岐阜県社会福祉司会主催の認定社会福祉士研修「スクールソーシャルワーク」が開催されました。
 この日のテーマは、「スクールソーシャルワーカーへの期待と可能性」「スクールソーシャルワーカーの機能と実践」「社会福祉士が担うスクールソーシャルワークの未来」でした。
 一日を通して講師を行ないましたが、講師の私自身が大きな学びを得ました。その内容を式とメモにまとめましたので、ご覧下さい。また、受講者の皆様の最終レポートの参考になれば、幸いです。
20160206 ssw go.pptx

 

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スクールソーシャルワーク実践(3)

 2015年12月12日~翌年2月6日(土)までのスケジュールで、認定社会福祉士認定研修「スクールソーシャルワーク研修」が、一般社団法人岐阜県社会福祉士会の主催で始まりました。
 本研修は、認定社会福祉士認証認定機構が設立してすぐ、同機構による認定を受けて開始された専門社会福祉士養成のための研修です。
 主なプログラムは、講義9、演習2、自宅学習・レポート提出、であり、スクールソーシャルワークの基礎から実践事例まで、現に岐阜県でスクールソーシャルワークを実践している皆さん等が講師を務めています。
 わたしは、第1講義を受け持ち、テーマ:スクールソーシャルワークとは~子どもの育つそれぞれの環境・学校」を20151212 SSW(1).ppt を用いてお話しました。

 

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スクールソーシャルワーク実践(2)

 日本スクールソーシャルワーク協会のホームページがリニューアルしました。

 スクールソーシャルワークの理念や基本的姿勢をぜひ、ご覧下さい。

 日本スクールソーシャルワーク協会のホームページ


 

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スクール(学校)ソーシャルワーク教育課程認可!

 日本社会福祉士養成校協会が認定する「スクール(学校)ソーシャルワーク教育課程」を本学、人間福祉学部で2016年度から開始します。

 この課程は、社会福祉士等ソーシャルワークに関する国家資格有資格者を基盤として、学校・教育関係機関で、子どもとその家族のために、ソーシャルワークを展開し、直面している困難な状況を変えていく専門的なスキルを身につけていただく課程です。

 文部科学省は、「チーム学校」を標榜し、チームの中で教育相談等と協働する専門職として「スクールソーシャルワーカー」を「1万人(現在2400人程度)」にしていく構想がねられています。

 本学における課程内容については、近日中に公開されるものと思います。基本的枠組みについては、日本社会福祉士養成校協会のスクールソーシャルワーク認定校のコーナーをご覧下さい。


 

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スクールソーシャルワーク実践(1)

2008年度から文部科学省で制度化された「スクールソーシャルワーカー活用事業」をご存知でしょうか。簡単に言えば、
ソーシャルワークの知識と技術、倫理的態度に裏打ちされた専門職による学齢期にある子どもたちを、学校内外で支援する活動
です。
私は2014年度から岐阜県におけるスクールソーシャルワーカー・スーパーバイザーを務めており、スクールソーシャルワーカーのスキルアップや学校等教育機関への福祉的サポートをしています。
このブログを通して、子どもたちの未来へのまなざし、として欠かせないと思われる情報を提供していければと考えています。

まず第1弾として、厚生労働省の社会保障審議会児童部会がとりまとめた、『児童虐待防止対策のあり方に関する専門委員会報告書』20150930 ssw info.pdf を掲載します。この報告書の6ページにスクールソーシャルワーカー等の積極的な活用が掲げられています。

 

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子どもの幸せ

未来世代へのケアリング・ワールドの創造をめざして
2014年度~2016年度の期間における科研費「基盤研究(C):26380790」における研究ターゲットとこれまでの研究成果をパンフレットの形でまとめました。
日本語:2014 12 3 kaken 26380790.pdf
英 語:Child well-being with birth 2014.pdf

 

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IFCO2013大阪世界大会

 2013913()16()、大阪国際交流センターにおいて、IFCO世界大会がメインテーマ:家庭養護の推進に向けて協働しよう!により、公益財団法人全国里親会の主催で開催されました。

ifco 2013 oo.JPG  大会の様子

初日の午後、ボブ・ルイスによる特別講演「まず、子どもの声を」では、「ビデオ・プロジェクト」という手法が紹介されました。このプロジェクトは、若者が自分自身で取り組みをコントロールし、自分で進めるものでした。若者自身が簡易なビデオ・カメラを使用し、段階的なプロジェクト・プロトコールに従い、癒しにフォーカスしていきます。カメラを使用することにより、内省的、個人的なコミュニケーションを促すことを期待するものです。

ボブは、「彼らが犯した過ち」で援助記録を作成しているが、そこでは一人の子どもについての「完全な開示(記録)」はなく、否定的な開示(記録)となり、子どもたちを弱者に仕立て上げることにつながっていると分析しています。ビデオ・プロジェクトとは「子どもたちが主体的に語る物語を、子どもたちが主役となって作品に仕上げていく」取り組みです。養護の中にいる彼らのペースで記録を作成していくビデオ・プロジェクトの手法は、ソーシャルワーカーが、普段の訪問の際に、決まった業務の一環としてプロトコールと一定の質問をすることにより、その若者の全体像を感じ、若者が自身のストーリーを語ることを力づけ、生涯にわたる関係を取り戻し、新たにする手伝いをするというものです。子の手法は、どの子にも自分の声を聴いてもらうことができるし、できる限りすべてのソーシャルワーカーが彼らの声を聞き、記録することに役立つ。つまり、彼らを尊重すること、彼らにペースを委ねること意外に、複雑な技術・専門性、高額な費用は必要ないからだという。

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 私はナラティブ・アプローチを標榜するソーシャルワーカーとして、彼らの「声」を記録することを大切にしてきています。「声」を記録する、その延長線上に「画像」を取り入れるという手法があり、彼らのオルタナティブ・ストーリーがビデオ・プロジェクトで描き出されていると感じました。

今、日本の社会的養護は大きく転換しようとしています。このIFCOの取り組みは、世界の潮流であり、IFCOの実践は10年後の日本の姿を映し出す鏡であってほしいと思いました。

施設養護の中にいる彼らの物語は「誰も僕を欲しがらない。」「何故、誰も僕たちを欲しがらないの?」というものであり、この物語をIFCOに集った人々は変えようとしています。
ifco 2013 oo (1).JPG分科会の様子
 子どもたちを支え、家庭的養護を選択し、里親のもとで子どもたちを育てるというベターな方法を選択していくためには、時間も人手もかかり、ノウハウの蓄積が求められます。そして、里子と里親を支援するソーシャルワーカーが非常に重要になってきます。
 ボブはは次のように結んでいました。
 私たち(里親=foster careの関係者)の約束。子どもや若者の現実の問題は、養護の中にどのくらい長く留まるのか、また、どのような事情で入ってきたかにかかわらず、すべての子どもたちにとって緊急を要する解決すべき課題である。私たちの共通のゴールは、「変わらない関係」を「安全」「安心」と同様に提供し、そういう場を得たと、子どもたちに理解されることである。養護の中にいる子どもは誰でも、養護の中に置かれるべきではないし、若者の文化を保護することで、安心・安全を保障することが大切である。そして「満齢解除(措置期間の最高年齢に達した子どもを、出口の保障なく措置解除すること)」される子どもを出さないことである。
 
ここでは、彼らの物語を「変わらない関係」の中で「安心・安全」に変えていくことは、将来に希望を見出す力とそれを実現することにつながると考えられています。
 里親等支援者の
基本的な態度として、10代と話すとき、3LT(Love・愛、Listen・聞く、Learn・学ぶ、Teach・教える)を守ることが大切であるとも。
 
里親等やソーシャルワーカーが実践の根拠とする考え方は、次のように整理されました。
     10代と話すことこそ、ベストな実践である
     青年期の成長に期待する
     成功するための強みに働きかける(若者とコミュニティの結びつけ)
     子ども・若者が成長できる資産を活用すること
     再結合の5つの要素(忠誠、喪失、自尊心、振る舞いのコントロール、自己決定)
     哀悼の必要性(他の人からの継続的支援、意味を探す、新しいセルフ・アイデンティテイ、その人のことを覚えていること、痛みや喪失を抱きしめること、現実を認める)
     3-5-7モデル:子どもたちを変わらない関係のために準備させる
3つの課題:明確化、統合、現実化
5つの質問:何、誰、どこ、どのように、いつ
7つの要素:引き付ける、聴く、真実を話す、証明する、安全、戻る、痛みを伴う
 4日間にわたる世界大会の内容を、詳細に報告することはたいへん難しいと思います。そのような中、私が今回の大会で感じたことは、
①日本は今、子どもたちのために変わらなければならない。
②子ども若者に「時間・人・金」がかけられ、「安心・安全・十分な情報を知った上での意思決定」を得られる社会に。
そして
③世界で共通に語られる「子ども・大人・支援者(ソーシャルワーカー)」で思いを分かち合い、協働できる方向に。
ifco 2013 oo (2).JPGのサムネール画像 閉会式~大阪府警音楽隊

ifco 2013 oo (5).JPGのサムネール画像のサムネール画像 閉会式~若者たちからのアピール
ifco 2013 oo (6).JPGのサムネール画像 閉会後のランチ~鶴橋のコリアン・タウン

 

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岐阜県障害者権利擁護センターの運営を受託

 201210月1日より、障害者虐待防止法(正式名称:障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律(平成23年6月24日法律第79号))が施行されました。

同法は、障害児者の虐待の予防・早期発見、案件発生後の速やかな当事者の権利の擁護が目指されており、市町村を第一義的窓口とし、必要に応じて都道府県が市町村への相談援助、虐待案件に関する調査への立会い等を行うこととされています。同案件についての市町村の窓口を「障害者虐待防止センター」と呼び、障害児者の養護者および施設等関係者による虐待案件に対応します。そして、都道府県の窓口を「県障害者権利擁護センター」と呼び、障害者を雇用する使用者等による虐待案件の対応を行い、労働案件として労働局への橋渡しを行います。これらの窓口は24時間365日体制で稼働します。

私が会長を務める岐阜県社会福祉士会は、後者=岐阜県障害者権利擁護センターを受託し運営することとなり、法施行と同時に業務を開始しました。

shouken-1.JPG 事務所にて、委嘱状交付

同会の事務局(=岐阜市茜部大野)内に相談室・専用電話・専用FAXを設け、専任職員を配置しました。そして、県内五圏域に権利擁護センターの窓口と担当者を配置しました(=センター本部のブランチを整備し、独立型社会福祉士やぱあとあメンバーが担当者となります)。この専任職員とブランチ担当者が協働して、通報のあった虐待案件に対応します。そして、その都度、担当者をスーパーバイズする「支援チーム」によって、ケース検討会を行います。ケース検討会には本会の障害者専門委員会の委員やぱあとなあメンバー、県担当者に加え、岐阜県弁護士会の権利擁護委員会の先生方にも参画して頂きます。 

この支援チームにより、同虐待案件への今後の対応を協議し、支援計画並びに県への一次報告書を作成します。一次報告書に基づき、岐阜県と協議し、必要に応じて労働局に連絡をすることになります。

  shouken-2.JPG 開所にあたり、看板を設置

障害者権利擁護センターは、まさにソーシャルワーク実践であり、私たちの専門性を充分に発揮することが期待され、今回の岐阜県からの委託化がなされたものであると考えています。

 私たちが実践しているソーシャルワークによって地元の福祉の向上、県民のwell-beingへより具体的な貢献ができるものと考えています。

 

TEL:058-215-0618 FAX:058-215-0619

E-mailgifu-syouken@poem.ocn.ne.jp

 

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社会福祉士が社会福祉士を育てる

2011年12月17日(土)~18日(日)の2日間、中部学院大学関キャンパスにおいて、厚生労働省指定「社会福祉士実習指導者講習会」を開催しました。
次年度以降は、この講習会を受講している社会福祉士でなければ社会福祉士養成課程における相談援助実習の指導者になれないことになっています。
今年は50人の定員で受講者を募集しましたが、最終的には100名を超す受講希望者があり、すべての方を受入れることとしました。
この講習会を契機に、社会福祉士のアイデンティティや態度・姿勢を伝えていく現場実習が推進されることを願っています。
ji-11-1.JPG 開会のあいさつの様子

まさに「社会福祉士が社会福祉士を育てる」時代の到来だと感じています。逆に言えば、送出す側の私たちの責任も重大になってきたと考えます。日々精進でしょうね。
ji-11-2.JPG 講習会の様子

 

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