2014.05.07
この籠は何でしょう?

これは何だと思いますか?

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鵜(う)です!

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経営学部公開講座「現代産業研究」の第2回は、岐阜長良川鵜飼いの鵜匠、山下純司さんが、「信頼する相棒の」鵜をつれて、この各務原キャンパスへ講義に来て下さいました。

実際の鵜飼装束をつけ、鵜の首や背中をなでながら鮎を呑ませたり吐き出させたりの実演も見せて下さり、学生も教員も目がまん丸!!

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今日一緒に来た鵜は、高齢で片方の目が見えず、鮎をとることはできません。 でも他の「漁をする」鮎と同じようにエサを食べ、同じようにフンをします。山下さんのところにはそういう鵜が何羽もいるのだそうです。

でも、よく鮎を捕る鵜は、人の大勢いる場所に連れ出すと、神経質になって暴れたりするのに、この鵜は自分の役割を心得ていて、「鮎を捕らなくても飼ってもらっているんだから、まぁこういう場所でちとお手伝いしてやるか」と期待に応えてくれるのだそうです。

講義の最後に会場から質問がありました。

「気性の荒い野生の鵜を飼い慣らして、思いのままに操れるようにするには、どのように訓練をされるのですか?」

それに対して山下さんは、「適応訓練のようなものは一切しませんよ」というお答えでした。することはただひとつ、ひたすら鵜とふれあい、こころを通わせることだと。

そうして心が通いあうようになると、やがて鵜の方から、「しゃぁない、こいつのためにちょっと鮎をとったろうか」と仕事をしてくれるのだと。 魚を捕るなら、鵜の方がプロなのだから、何かを教えることはない、とも言われました。

教育や組織運営の心得として聞いても、味わいの深い言葉ですね。

各務原事務室 村上でした。

 
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